妻と子どもの寝具を買い替えようと思っている。
長く使って古くなったし、子どもも大きくなった。いまはシングルを二つ並べているけれど、次はセミダブルを二つにするつもりだ。
そこそこの厚みがあって、硬さもあるものがいい。
条件はそれだけ。
それだけなのに、調べ始めると終わらない。
高反発、低反発、ウレタン、コイル、通気性、体圧分散。こちらが一つ覚えるたびに、向こうは三つ増やしてくる。寝具を探しているだけなのに、情報の波に寝返りまで打たされる。
結局、何も決まらない。
気がつけば深夜一時。
睡眠は大切だと思い、妻と子どものために寝具を探し始めた・・・その結果、自分の睡眠を削っている。
ボクという人間は、だいたいこういうことをする。
何が良くて、何がダメなのか。
結局、実際に寝てみなければわからない。FXなら検証もできるけれど、寝具を十枚買って順番に寝るわけにもいかない。そんなことをしたら、寝心地より先に家計が沈む。
布団の神様でもいれば、「これにしておけ」と教えてもらえるのに・・・という発想は聖杯探しと同じだ。
絶対に負けない手法もなければ、誰が寝ても必ず熟睡できる布団もない。あったら、とっくに世の中から寝不足は消えている。
考えても答えが出ないものを、いつまでも考える。
それも人間らしいけれど、付き合っていると夜が明ける。
条件をもう少し絞って、最後は決めることにする。
寝具は寝るためのもの・・・寝具探しで寝不足になっていては、話がおかしい。
それでは……お疲れさまでした(__)


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