【FX】適切な距離を保つ:気分が乗らないときはトレードをしません

FX×在り方

はじめに

私はトレードが好きです。まだ思うように勝てていなかった頃から、その気持ちは変わっていません。負けて落ち込み、「もう無理かもしれない」と感じたことは何度もありました。それでも、「もうやめよう」と思ったことは一度もありませんでした。

好きなものであれば、できるだけ長く向き合っていたくなります。しかし、トレードとの距離が近くなりすぎると、相場のことばかり考え、頭も身体も休まらなくなります。反対に、離れすぎれば、相場の感覚を保つことが難しくなります。

英語の「right distance」には、単なる物理的な距離ではなく、自分にとって適切な間隔という意味合いがあります。近づきすぎず、離れすぎない。私はトレードが好きだからこそ、自分に合った距離を保ちながら、長く付き合っていきたいと考えています。

トレードが好きでも、離れたくなることはある

トレードで負けが続いたときには、気持ちが沈むことがあります。チャートを見ても自信が持てず、自分の判断を疑うようになることもありました。そのような状態で相場に向き合い続けても、落ち着いて判断することはできません。

そんなとき、私は少しチャートから離れます。無理に相場を分析したり、すぐに負けを取り戻そうとしたりせず、頭と身体を休ませます。しばらくトレードから離れていると、不思議とまたチャートを開きたくなります。

離れている間に、トレードへの興味がなくなるわけではありません。相場から距離を置くことで、張りつめていた気持ちが少しずつ緩み、もう一度向き合える状態に戻っていきます。私にとって、チャートから離れる時間も、トレードを続けていくために必要な時間です。

トレードが好きであることと、いつもチャートの前にいることは、同じではないように思います。好きだから休まないのではなく、好きだからこそ、無理を感じたときにはいったん離れる。その距離があることで、私は再び自然な気持ちで相場へ戻ることができます。

理由もなく気分が乗らない日は、トレードをしない

疲れている日や、睡眠が足りていない日であれば、休む理由は分かりやすいものです。しかし、年に一度あるかないかくらい、身体が疲れているわけでもないのに、どうしても気分が乗らない日があります。

その日は、チャートを開こうという気持ちになりません。相場が嫌になったわけでも、トレードをやめたくなったわけでもありません。ただ、その日に限って、相場へ意識が向かないのです。

以前は、その理由を考えようとしたこともありました。しかし、今は原因を探そうとはしていません。「そんな日もある」と、そのまま受け止めています。何か意味を見つけたり、無理に気持ちを切り替えたりする必要も感じていません。

トレードは、自分の資金を使って判断するものです。気持ちが相場へ向いていない日に、いつもどおりの判断ができるとは限りません。だから私は、気分が乗らない日はトレードをしないと決めています。

これは、気分に任せて売買するという意味ではありません。その日の自分が、相場に向き合える状態にあるかどうかを確かめた結果です。トレードをすることだけでなく、今日はしないと判断することも、相場との付き合い方の一つだと考えています。

その日の相場とは縁がなかったと考える

相場は、私の気分とは関係なく動いています。私がチャートを見ていない間にも値動きは続き、条件のよい場面が現れることもあります。それでも、気分が乗らない日に無理をして参加しようとは思いません。

あとからチャートを見れば、「ここでトレードできたかもしれない」と感じることはあるかもしれません。しかし、その場にいなかった自分と、実際に相場を見ながら判断していた自分は同じではありません。後から値動きを確認することと、その瞬間に資金を入れることには違いがあります。

私は、その日の相場とは縁がなかったと考えています。相場には、これからもトレードできる日があります。一日参加しなかったからといって、トレードそのものができなくなるわけではありません。

気分が乗らない日は、ゆっくり寝ることもあります。ゲームをして過ごすこともあれば、子どもと遊ぶこともあります。その日はトレードのことを忘れ、目の前の時間を過ごします。

相場から離れた一日を、逃した機会として数えることはありません。トレードをしなかったことよりも、自分の状態を無視して参加しなかったことのほうが、私にとっては大切です。そのくらいの距離感が、自分には合っているように思います。

人生の中で、トレードが一番ではない

私はトレードが好きですが、無理をしてまで向き合いたいとは思いません。人生の中で、トレードが一番ではないからです。家族との時間があり、日々の暮らしがあります。眠ることや食べることも含め、それらの上にトレードがあります。

トレードとの距離が近くなりすぎると、相場の動きが生活の中心になりやすくなります。利益が出れば気分がよくなり、負ければ相場を見ていない時間まで考え続けてしまいます。目の前に家族がいても、頭の中では先ほどのトレードを振り返っている。そのような状態では、チャートを閉じていても、相場から離れたことにはなりません。

長く続けたいものほど、生活のすべてにしないことが大切なのかもしれません。私にとってFXは、人生を構成する大切なものの一つです。しかし、トレードだけで人生が成り立っているわけではありません。

相場を優先しない日があるからといって、トレードへの気持ちが弱くなるわけでもありません。家族と過ごし、暮らしを整え、頭と身体を休ませる。その時間があることで、相場に向き合うときには、トレードへ意識を戻すことができます。

追いかけすぎず、離れすぎず

人との関係も、近づきすぎるとうまくいかないことがあります。トレードとの関係も、少し似ているのかもしれません。相場を追いかけすぎれば、値動きの一つひとつが気になり、離れすぎれば、自分が積み重ねてきた感覚から遠ざかっていきます。

どこまで近づき、どのくらい離れるのがよいかは、人によって異なります。生活の時間も、トレードの方法も、相場に向き合える体力も同じではありません。私の場合は、気分が乗らない日に無理をせず、その日はトレードを忘れて過ごすくらいの距離が合っています。

大切なのは、毎日同じ時間だけ相場を見ることではなく、自分が落ち着いて向き合える距離を知っておくことだと思います。近づく日もあれば、少し離れる日もあります。距離が一定でなくても、長い時間の中で無理なく関係が続いていれば、それでよいと考えています。

トレードをしない日があることは、トレードから遠ざかることではありません。次に相場へ向き合うための余白になることもあります。気分が乗らない日は、自分にとっての適切な距離を思い出す時間でもあるように感じています。

まとめ

私は、まだ勝てていなかった頃からトレードが好きでした。負けて落ち込むことがあっても、少しチャートから離れ、頭と身体を休ませると、また相場を見たくなりました。その繰り返しの中で、好きなものと長く付き合うためには、近くに居続けるだけでなく、ときには離れることも必要だと感じるようになりました。

理由もなく気分が乗らない日には、トレードをしません。その日の相場とは縁がなかったと考え、眠ったり、ゲームをしたり、子どもと遊んだりして過ごします。相場は翌日も、その先も動いています。

追いかけすぎず、離れすぎず、自分にとってちょうどよい距離を保つ。私にとっての「right distance」とは、トレードへの気持ちを薄めるものではありません。好きなトレードと無理なく向き合い、これからも長く付き合っていくための距離です。

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